四町の獅子舞
四町データ
基本データ
- 世帯数
- xx世帯
- 管理団体
- 四町青年団
- 神社名
- 白山神社
- 祭礼実施日
- 10月第2日曜(以前は10月10日)
- 現状
- 毎年開催
- 伝説・由来
- 四町は邑知地区内でも古くからあった村とされており、江戸時代は天領(幕府領)と土方領入会地だったも相まってか、明治三十四年、邑知地区内でいちはやく神饌幣帛料供進神社に指定され、その頃から獅子舞はあったものと推察される。
- 祭礼の特色
- 町内には十一面観音が祀られており、その場のみで振る「サンサンノヒメ」という演目があるが、これは御祭神が、女の神様である「菊理媛命」であることから名づけられた演目ではないかとされている。また、テング経験者のみが扮することができるベッサイとよばれるおどけ衆がいて、テングと共に脇で舞ったり、ドラ獅子出演時にテングの位置づけで舞うことがある。
- 経路
- 町内は四班からなり、以前は各班ごとに宿をもうけていたが、現在は会館のみで宿を設けている。
獅子舞の構成
- 獅子舞の分類
- 能登獅子
- 獅子組数
- 2組
- 獅子の通称
- 中獅子、小獅子(以前は、ドラ(獅子)、大獅子、中獅子、小獅子の4組があった。)
- 開始年齢
- 小学3年生~高校2年生
- テング
- 以前は長男のみが担っていた。
- カシラ
- 以前は長男のみが担ったいてが、現在はその限りではない。主に赤色獅子。以前はドラ獅子が黒色のもの、ドラ獅子が塗装が剥げたかなり古く、そして重いカシラを使用していた。基本的にカヤからは顔を出さず、またカシラは頭にはかぶらず手持ちが原則。
- カヤ
- カヤを「ゲッポ」と呼ぶ。ゲッポは4人。シッポはゲッポの最後尾の人間が、がカヤに開けられた穴から手持ちでシッポを出す。
- お囃子
- 基本的に笛のみ。獅子殺し時だけ鐘も参加
- おどけ
- ベッサイ。黒色の爺面。太い青竹を持ち、地面を叩きつけながら子供を脅かしたり、大獅子・ドラ獅子等の大人が振る獅子とともに舞う。
演目について
演目名 | 目的・意味合い | かけ声・発声 | その他 |
---|---|---|---|
サンサン (三三・珊珊) |
基本的な演目 | チリシャカロノ チリシャ チリシャカロノ オッシャカロノ チリシャカロノ チリシャ オッセイシャノ チリシャ 「アイヤサノ」 チリシャ |
|
サッサイ (刷斎) |
基本的な演目 | オッシャカロ シャカロ シャカロ オッセイシャッシャロシャ 「サッサイ」 チイシャカロ オシャカロ オッシャッシャロシャ「サッサイ」 オッセイセイシャカロ オッセイシャッシャロシャ「サッサイ」 |
|
ホウダツ (穂立つ) |
基本的な演目 | チャロ シャカロシャカロ オシャカロ シャカロシャカロ オッセイシャノ チイシャカロ×3回 「アッサーコラー」 |
|
キョウボリ (行振り)) |
境内や忠魂碑など、特定の場所で舞う演目。何組が並んで舞うことが多い。 | オッシャカロノリ リイシャカ リイシャカ リイリイシャカロ「ホー!」×3回 オッセイシャカロノ オシャカロノ オッセイシャカロノ シャカロ「ホー!」 |
テングの動きがハードなので、踊り手もあまりやりたがらないため、花が多い時に、などの特別な意味合いが込められた演目。 |
ケトボリ (外振り) |
招待宿や宮入など、神輿を迎え入れる時の演目。 | 「ホー!」 | 演目の最後に杉の小枝をたてた盛り土をテングが蹴飛ばして神輿を迎え入れる。 |
サンサンノヒメ (三三の媛) |
町内の観音堂の前のみで舞う特別な演目。 | サンサンに同じ | テング一人に対して、左右に獅子が2組出る。踊りは、一部足の運びが違うものの、ほぼサンサンに同じ。 |
ヤツマワシ (家端廻し) |
家から家へと花をいただきにまわるための演目とされている。 | リンリンリンリンリーシャカロノ リーリーシャカ リーシャカロ(までを2回) リーリーシャカリーシャカロノ 「アッサーコラー!」リーシャカロ |
|
カイチク (快馳駆) |
大獅子、ドラ獅子などの、大人が舞うことが多い演目。 | カイチク カイチク カイチクノ カッカイチク カイチクチュ |
|
シシゴロシ (獅子殺し) |
宮入後、約1時間ほどかけて行われる。(現在は休止中) | 日本刀(模造刀)を用いる。鳴りものに鐘も加わる。笛のメロディラインが、サンサンを流麗にした感じ。 |